私の何がイケないの乳がんしこりの大きさ硬さがわからない!北斗晶との約束
2015年10月19日放送の「私の何がイケないの」は乳がんと戦う芸能人スペシャル!
北斗晶さんとの約束を佐々木健介さんが語りました。
乳がんの特徴といえばしこりの大きさや硬さで判断すると思いますが意外とわからない場合があるようです。
北斗晶さんも発見が遅れてしまいましたね。
番組では北斗晶さんの他に乳がんと戦った芸能人「小林アナ」「アグネス・チャン」「園田マイコ」の発見方法やしこりの大きさ、手術の方法、術後の治療も紹介してくれました。
●日本の乳がんの関心は?
日本では乳がんになる確率が12人に1人で、なんと30年間で4倍にもなっているんです。
しかし日本では関心が低く、検診率は40%にも満たなく、欧米の半分以下なんです。
北斗晶さんの手術をキッカケに、みなさんの関心が深まるといいですね。
●乳がんは遺伝ではなく生活習慣!
ゲストの佐々木健介さんが北斗晶さんのがんについて、家系に乳がんの人はいないので、「まさか」と思ったといっていました。
しかし乳がんは遺伝が関係するのはわずか5%なんですって。
そのほかは生活習慣が原因で、大量の飲酒や、喫煙、年を取ってからの肥満が良くないんだそうです。
また出産、授乳をしていないという事も原因だと考えられています。
しかし、生活習慣を気をつけていてもなる可能性が0になる訳ではないので検診が必要なんですね。
●どうやって乳がんを発見したの?
番組で紹介された「小林アナ」さん「アグネス・チャン」さん「園田マイコ」さんの発見方法は、
・区の無料検診
・セルフチェック
・胸のかゆみ
でした。
また最後に北斗明さんの発見方法を佐々木健介さんが教えてくれました。
「アグネス・チャン」さん
アグネスチャンさんは、胸のかゆみによって乳がんを疑ったのですが、あまり考えられないそうなんです。
とにかく聞いた事のない症状でも検診に行くのが一番なんですね。
「園田マイコ」さん
園田マイコさんはお母さんを乳がんで亡くしていたため、「セルフチェック」を欠かしませんでした。
脇の下あたりの「リンパ節」を触りチェックしていたのですが、ある日何気に触った乳首の下にしこりを見つけたんだそうです。
なんで脇の下ばかりではなく、腕を上げた状態で脇から乳房にかけ、「の」の字を書くようにくまなく触るのが正しいチェック方法なんです。
そして生理後4~5日間にチェックをしたほうが、乳房が柔らかくしこりを見つけやすいんですって。
押す強さも変えくまなく触るのがポイントです。
「小林アナ」さん
小林アナさんは「子宮頸がん」のチェックに行ったついでに見てもらい発見したそうです。
住んでいる自治体のサービスを使うことも有効なんですね。
北斗晶さん
北斗晶さんはうつ伏せになったときに「チクッ」と痛みがあったり、「何か違和感がある」という感覚があったんですって。
そして鏡を見たときに乳首の位置がずれていることに気付いたんだそうです。
乳首の近くにしこりが出来ると「ずれる」「へこむ」という症状が出るのでそんな症状が出たらすぐに病院へ行くのが望ましいです。
また乳首のすぐ浦は「ブラインドスポット」と呼ばれ初期症状がわかりづらいんです。
佐々木さんは乳がんを知った時、衝撃で頭が回らなかったそうです。
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●しこりの大きさは?
園田マイコ
園田マイコさんのしこりの大きさは約2センチでした。
2センチを超えナイト早期発見の部類に入り、それ以上だと、進行した乳がんと判断されます。
乳がんは他のがんよりも進行が遅く、1センチになるまでに7~8年かかるんです。
しかし1センチを超えると整腸のスピードが倍になるといわれています。
なので早期の発見が重要なんですね。
アグネスチャン
アグネスチャンさんは4ミリで早期発見出来たのが良かったんですね。
小林アナ
小林アナさんはなんとしこりがないがんだったんです!
診断でもはじめはわからず、マンモグラフィーで発見できたんですって。
しこりにならないがんが存在し、全体の乳がんの2~3割を占めるといわれています。
10年前とこらべても5倍にものぼるんです。
北斗晶
北斗晶さんのしこりは「2.5センチ」でした。
しかし発見してから2ヶ月で5ミリも大きくなったと言います。
北斗晶さんは定期健診を毎年行っていたのに発見が遅れてしまいました。
種類によっては急速に大きくなるケースもあるんですね。
マンモグラフィーは痛みを伴うといいますが、現在では3Dマンモグラフィーという痛みを感じない機械もあるんですって。
しかし日本にはまだまだ少ないそうです。
乳がんの手術方法は?
乳房温存手術
乳房温存手術とは乳房の下を切り、しこりを切除するので乳房には大きなダメージはありません。
乳房全摘出
がんが進行している可能性がある場合は全摘出が望ましいとされています。
しかし今では掃除に乳房を再建する手術もあるんです。
乳房同時再建手術
方法は胸の横を切り、がん細胞を含んだ乳腺をすべて取りだし、今度は下から切り、シリコンを挿入するというものです。
3時間ほどの手術で終わるそうなんです。
2年もたつと傷はほとんどなくなります。
しかし、硬さが違ったり、熱がなかったり、痺れがあったりと後遺症もあるようです。
費用は以前は保険適用外のため100万円ほどかかりましたが、現在では保険も適用されるようになったんです。
北斗晶さんは全摘出し、脇まで転移していたため、そこも取っています。
北斗晶さんは乳首を残すことを願っていましたが、無理に残しても壊死するかも知れないという事から、全摘出に踏み切ったそうです。
また術後傷跡を中々見ることができませんでした。
佐々木健介さんとの結婚記念日にようやく見る決意をし、見たとき泣いたそうです。
岡山大学病院
岡山大学病院では2008年に「乳がん治療再建センター」を設立し、新たに高度の技術を使い自分の皮膚を使った乳首の再建手術などを行っているんです。
また術後もケアできるように、下着会社と提携し、シリコンの変形を防ぐような下着の開発もしているんです。
術後治療は?
小林アナは転移の心配がなかったため、全摘出しても術後の治療は一切なかったんです。
アグネスチャンは転移の危険があったため、転移を防ぐため「放射線治療」を受けました。
費用は1回7000円を30回以上も受けています。
その後体内のがんを死滅させるためホルモン療法として薬を5年間飲み続けなければいけませんでした。
ホルモン治療には副作用があり、人それぞれですが、アグネスさんは多量の汗や関節痛に悩まされたそうです。
そして「ムーンフェイス」と呼ばれる顔面の脂肪が膨れ上がる症状も出ました。
園田マイコさんはアグネスさんと同じ治療にくわえ、「抗がん剤治療」も受けました。
「抗がん剤治療」は残ったがんを死滅させる点滴療法なんですが、普通の細胞にもダメージを与えるため副作用も酷いんです。
「吐き気」「味覚生涯」「便秘」そして一番は髪の毛が抜けるという事。
精神的にも追い詰められていたそうなんですが、残った髪の毛を剃ることで、気持ちが明るくなったといいます。
しかし抗がん剤に伴う脱毛は3~4ヶ月で必ず新しい髪の毛が生えるので、前向きに考えてほしいところです。
北斗晶さんの場合は「抗がん剤」を半年で8回、その後「放射線治療」「ホルモン治療」と行う予定です。
健介さんは「笑顔でいることが一番免疫力をあげる」といって家族でいい雰囲気を作って行きたいと語ってくれました。
笑うとNK細胞が活発になりがん細胞を攻撃するそうなんです。
最後に
小林アナは乳がんで全摘出をしていた母親に励まされて、乗り越えたと語ってくれました。
お母さんは遺伝だと考えて、自分を責めたそうです。
アグネスチャンさんはつらい顔をしていると息子のジョークに助けられたと言っていました。
園田マイコさんは当時反抗期だった息子さんに乳がんを告げたところ、「オレがサポート」すると言ってくれたそうです。
「子のこのために絶対死ねない」と思ったそうです。
息子さんはそのとき反抗している場合じゃないと感じたそうです。
佐々木健介さんは子供たちに乳がんを打ち明けるのに映画「余命1ヶ月の花嫁」を見せたそうです。
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しかし長男は異変に気付いていたそうなんです。
北斗さんはそんな子供たちを見て、
「ガンになったのは子供たちじゃなくて私でよかった」と健介さんに言ったそうです。
そして「子供たちが白髪の生えた姿を見たいな」とも付け加えました。
やはり家族の力で乗り越えることができるということですね。
北斗晶さんの乳がん報道で、多くの人が色々考えることがあったでしょう。
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